夏、帰宅して部屋のドアを開けた瞬間のモワッとした熱気。
エアコンをつけてもなかなか冷えない。
窓を開ければ風は通るけど、日差しがきつくて結局暑い。
そこで「遮熱カーテン」を調べたら「遮光カーテン」も出てきた。
『どっちが暑さに効くの?』『そもそも何が違うの?』
この記事では、オーダーカーテン専門店の視点から、遮熱と遮光の違いを正直にお伝えします。
どちらが自分の生活環境・お部屋に合うか、この記事を読んで参考にしてみてくださいね。
そもそも「遮熱」と「遮光」は目的が違う
遮熱と遮光を選ぶ時、まずはお部屋の「何を防ぎたいか」です。
暑さ(熱)を防ぎたいなら、遮熱カーテン。
光を防ぎたいなら、遮光カーテン。
この二つは目的が違うため、どちらが優れているという差はありません。
下の比較表で、今求めているのは遮熱なのか、遮光なのかを確認してみましょう。
| ☀️ 遮熱カーテン | 🌙 遮光カーテン | |
|---|---|---|
| ① 防ぐもの | 熱 | 光 |
| ② 部屋の明るさへの影響 | 熱はブロック・UVはカット | 光をしっかり遮断 |
| ③ 効果が出やすい季節 | 夏・冬(一年中) | 一年中 |
| ④ 向いている窓の向き | 南・西向きの窓 | 東(朝日対策)・南・西 |
| ⑤ 生地の質感 | レースが多く、やや硬め・光沢あり | 厚地が多く、重みのある生地 |
この表をみてわかる通り、遮熱と遮光は目的が大きく異なります。
そのため、使われる生地のタイプも変わってきます。
遮熱カーテンは、レースカーテンに多く、光を取り入れますが熱をブロックします。
遮光カーテンは、厚地カーテンに多く、光ごとしっかり遮断します。
この違いを知っておくと、自分が必要としているものはどちらのカーテンか、
目的がはっきりした状態で商品を選ぶことができます。
遮熱カーテンのメリット・デメリットを正直に解説
遮熱カーテンの主なメリット
・夏の室温上昇を抑えて、冷房効率アップ →電気代節約に
・冬も暖気をキープ
・UVカット&遮熱のダブル効果が得られる商品も多数
夏の室温上昇を抑えて、冷房効率アップ
暑い夏、電気代節約のためエアコンを切って外出。
帰ってきたら、部屋中何とも言えないモワッとした熱気に包まれていることありますよね。
そして、エアコンをつけてもなかなか部屋が冷えない・・・なんてことも。
環境省でも発表されているように、
夏の昼間、約7割の太陽熱が窓から侵入してくると言われるほど、窓は空気や熱の出入り口です。
そのため、灼熱の太陽によるお部屋の温度上昇を抑えることができる遮熱カーテンで、
その熱や空気をブロックすることが室温上昇を抑えるカギになります。
遮熱カーテンの構造は、遮熱糸や金属加工により赤外線(日射熱)を反射するというもので、
特に遮熱レースカーテンは鏡のように熱を反射して日光を遮り、採光にも優れ、夏の室温上昇を抑制します。
室温上昇を抑制することで、冷房効率がアップし、結果的に電気代の節約に繋がるのです。
冬も暖気をキープ
『遮熱カーテンは夏に効果を発揮するから、冬はただのカーテンだよね・・・?』
いいえ、そんなことはありません。
実は遮熱カーテンは冬のお部屋の暖かさをキープしてくれる優れものなのです。
冬は夏に比べて日照時間が短く、差し込む太陽の光も少ないため、
遮熱機能が「暑さを防ぐ」よりも「暖かさを逃さない」方向に働きます。
一つ前の項目でもお伝えしたように、窓は空気と熱の大きな出入り口のため、室内の暖気も窓から逃げやすい構造になっています。
環境省では約5割の暖気が窓から外へ逃げていくと報告されています。
そこで遮熱カーテンを閉めることで、窓との間に空気の層ができ、暖気が外へ流出するのを抑えてくれます。
その結果、暖房効率が上がり、冬の電気代節約にも繋がるのです。
遮熱カーテンは夏だけに効果を発揮するのではと思われがちですが、
冬は暖かさを逃さない「一年中使えるカーテン」なのです。

※出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」https://ebook.kennetserve.jp/data/knnt0005/HTML5/pc.html#/page/7をもとに著者作成
UVカット&遮熱のダブル効果が得られる商品も多数
『ついでに、年中油断できない紫外線もカットできたりするの?』
と、色々な機能がついていたらもっと魅力的ですよね。
遮熱は熱をブロックするので、紫外線をカットするカーテンではありませんが、
遮熱カーテンは、UVカットやミラー機能とセットになっている商品がほとんどです。
UVカット機能は、
お肌や家具・フローリングの日焼け、色褪せを防ぐ効果があります。
ミラー機能は、外から室内が見えにくくなるプライバシー保護の効果があります。
遮熱カーテン一枚で、これらの機能もまとめて得られるのは大きなメリットと言えます。
特に「UVカット・遮熱どちらも欲しい」という方にとっては、機能がセットになった商品を選ぶことで、カーテン一枚でダブル効果が期待でき、コスト面でもお得感があります。
ただし、機能が多いほど生地への影響も出やすくなります。
「透け感は残したい」「軽やかな質感にこだわりたい」という場合は、
必要な機能を絞って選んだ方が満足度が高くなるケースもあります。
遮熱カーテンの主なデメリット
・一般的なレースカーテンに比べると、部屋が暗くなりやすい
・光沢のある見た目で、生地が厚く圧迫感を感じることも
・風通しが悪くなる傾向がある
一般的なレースカーテンに比べると、部屋が暗くなりやすい
メリットのセクションでもお伝えしたように、遮熱カーテンは太陽の熱を遮るために遮熱糸や金属加工で生地の密度を高くしている性質上、光も通しにくくなっています。
特に遮熱効果が高いほど、冬の日差しも遮るため、通常よりも部屋が暗くなったと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
南向きのお部屋はあまり気になりませんが、
北向きや日当たりの少ない部屋への取り付けは特に注意が必要です。
光沢のある見た目で、圧迫感を感じることも
遮熱カーテンを購入して、
『あれ、思ってたより透けてないしツルツルしてて、外が全然見えない・・・』と感じる方は多いです。
遮熱カーテンは通常の糸よりも少し硬い糸が使われているため重くなり、質感もツルツル・シャリシャリと感じられる傾向があります。
光を反射させるために光沢があるため、ギラギラとしている見た目にもなります。
遮熱以外にUVカットやミラー機能など、様々な機能が加われば加わるほど生地が硬く厚くなっていくため、自然な風合いをできるだけ残したい方は機能を絞るのがおすすめです。
逆に、一部サテンやシルクのような光沢が出る商品に限っては高級感が感じられるものあります。
デザインも妥協したくないという方は、まずはどのような質感がお好みか検討してから機能性を選びましょう。
風通しが悪くなる傾向がある
遮熱カーテンは通常の商品に比べて生地の目が(密度が)詰まっているため、
結果的に風通しが悪くなってしまいます。
お部屋に外の涼しい風を取り入れたい・換気をしたいと思っても、思っているよりも風が入らないかもしれません。
お部屋の環境や求める機能性のバランス、優先順位を考えながら、どのカーテンを選ぶか検討することが快適な室内環境を作るポイントになります。
一方、遮光カーテンはどんな人に向いているの?
遮光カーテンの最大の特徴は、光を遮断するので部屋を暗くできることです。
完全遮光1級になると、昼間でも室内をほぼ真っ暗にすることができます。
また、次のような方に選ばれています。
ぐっすり眠りたい方へ
朝の日差しや夜の街灯で目が覚めてしまう方、
夜勤・シフト勤務で昼間に眠る方、子どもの昼寝環境を整えたい方に支持されています。
部屋が真っ暗になるだけで、睡眠の質・生活の質が一気にアップしたというお声は多くいただきます。
外からの視線が気になる方へ
遮光カーテンは厚地で光を通さないため、夜間に室内の様子・人影が見えにくくなります。
特に道路に面した一階の寝室にも適しています。
冷暖房効率を高めたい方へ
生地が分厚い分、冷暖房効率を高めることができます。
ただし、暑さ対策を1番の目的とするならば、遮熱カーテンの方が適しています。
お部屋を暗くせずに涼しくしたいなら、まずは『遮熱カーテン』が第一候補
もし『お部屋が暗くなってもいいから、とにかく1℃でも室温を下げたい!』という場合は、物理的な壁が厚い『遮光カーテン』が次点として大活躍します。
遮熱と遮光、両方の機能が欲しいときは?
「暑さも防ぎたいし、真っ暗な部屋で快適に眠りたい!」とどっちも欲しいという方には、
遮熱&遮光の組み合わせがおすすめです。
一般的なカーテンスタイルは、窓側にレースカーテン、部屋側に厚地カーテンを吊るす2枚掛けです。
この組み合わせを活かして、レースを遮熱、厚地を遮光にすることで、両方の機能を自然に取り入れることができます。
日中は遮光カーテンを開けて遮熱レースだけにすれば、熱をブロックしながら明るさも確保。
夜は遮光カーテンを閉めれば、外からの光をしっかり遮断できます。
ただし、注意点もあります。
遮熱レース+遮光厚地の組み合わせは、それぞれに機能性生地を使うため、
全体的に生地が重くなりやすく、部屋の圧迫感を感じる場合があります。
質感が気になる方は、必ずサンプル生地を取り寄せて実際のお部屋で確認してから注文することをおすすめします。
当社窓カフェでは、サンプル生地を15枚まで無料でお届けしております。
遮熱レースカーテン、遮光カーテンならではの質感・光の通し方も実際に触れ、お部屋で確かめてみませんか?
デザインや色の確認もできるため、お部屋のインテリアとの組み合わせのイメージもつきやすくなります。


不安なこと、お悩みはお気軽にご相談ください
遮熱か遮光、どちらか迷ったらまずは「何に困っているか」を最優先に考えましょう。
暑さに困っているなら、遮熱。眩しさ・明るさに困っているなら遮光。
それだけで選びやすくなります。
どちらにしようか迷っている場合は、お気軽にご相談ください。
当社は、カーテンの知見を持った販売スタッフが電話対応をおこなっており、
平日9:00~17:00であれば電話対応、それ以外の時間であれば問い合わせフォームから対応可能となっています。
お客様のお部屋の向き、生活環境をお聞きし一緒に考え、最適なカーテンを見つけていきましょう。
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